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ラウンジで働く黒服(ボーイ)は、夜の世界で活躍できる魅力的な職業です。高時給で安定した収入を得られるだけでなく、接客スキルや人脈も身につけられる仕事として注目を集めています。
しかし、「ラウンジ」と「キャバクラ」の違いがわからない方も多いのではないでしょうか。また、黒服(ボーイ)として働く上で知っておくべきことや気になる疑問もたくさんあるはずです。
この記事では、ラウンジについての基本的な知識から、ラウンジとキャバクラの違い、ラウンジの黒服(ボーイ)の仕事内容や給料、さらには実際に働く上での疑問まで、詳しく解説していきます。
ラウンジの黒服(ボーイ)として働くことに興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
ラウンジとは?何するところ?

一般的な空港やホテルのラウンジのように「くつろぎの空間」というコンセプトをもとに作られており、キャバクラやガールズバーと同じ夜職業界のひとつですが、より上品で大人な雰囲気が特徴です。
ラウンジの営業時間は夜間のみで、空港やホテルのような従来のラウンジとは異なり、昼間の営業は行っていません。
お客様はラウンジ嬢とのゆったりとした時間を過ごしながら、お酒を楽しむことができます。
ラウンジの客層は?
大手企業の役職者や経営者など、社会的地位の高い方が多く来店されます。会員制の高級ラウンジになると、芸能人やスポーツ選手なども訪れます。
キャバクラとの大きな違いは、お客様の来店目的です。キャバクラでは若い女性から承認や注目を集めたいというニーズが強いのに対し、ラウンジのお客様は複数の女性と落ち着いた会話を楽しみながら、ゆっくりとお酒を飲みたいという方が多いのが特徴です。
より上質な空間で、大人の社交を楽しむことを重視する客層が集まる傾向にあります。
会員制高級ラウンジとは?
特徴は厳しい秘密保持体制です。黒服(ボーイ)やラウンジ嬢にはSNSでの発信が禁止されるなど、お客様のプライバシー保護が徹底されています。
スタッフへの要求も高水準です。黒服(ボーイ)には一般のラウンジ以上の接客スキルが、ラウンジ嬢には高い容姿レベルが求められます。実際に、芸能人やモデルの卵がラウンジ嬢として働いているケースも珍しくありません。
ラウンジとキャバクラの違い

ラウンジとキャバクラでは、女性スタッフ(ラウンジ嬢・キャバ嬢)の立場や接客スタイル、システムなどが大きく異なります。
ラウンジとキャバクラの違いとして、大きく以下の9つがあります。
ここからは、具体的な違いについて詳しく解説していきます。
ラウンジとキャバクラのコンセプトの違い
ラウンジでは、女性スタッフは「ラウンジ嬢」と呼ばれ、多くの店舗で「ゲスト」として扱われます。
そのため、ドリンク作りや灰皿交換などは黒服が行い、ラウンジ嬢はお客様との会話に専念します。「たまたま店で出会った男女が楽しく過ごす空間」がコンセプトです。
一方キャバクラでは、女性スタッフは「キャスト」と呼ばれ、店舗の従業員として位置づけられます。ドリンク作りやテーブル管理も担当し、非日常的な空間で疑似恋愛を楽しむことがコンセプトです。
ラウンジとキャバクラで働く女性の年齢層の違い
ラウンジ・キャバクラとも、法律で定められた18歳以上が働く条件です。ただし、年齢層には大きな違いがあります。
ラウンジ嬢は18歳から35歳程度が一般的ですが、店舗により基準は様々です。20歳以上限定の店舗もあれば、30歳以上でも採用する店舗もあります。幅広い年齢層で長く働ける環境が特徴です。
キャバクラは20代が中心で、特に20代前半から後半までが主力となります。30代以上になると、多くの場合は熟女キャバクラや姉キャバへ移籍するケースが多いです。
ラウンジとキャバクラの雰囲気の違い
ラウンジとキャバクラの大きな違いは「ママ」の存在です。ラウンジには必ずと言っていいほどママが存在し、お店全体の方向性を決定づける重要な存在です。
ラウンジでは、「お店のルール=ママ」という構図があり、スタッフはママの方針に従って働きます。ママの人柄や考え方がお店の雰囲気を作り出し、接客スタイルにも大きく影響します。
そのため、同じラウンジでも、ママによって全く異なる雰囲気になることも。ただし、多くの場合は落ち着いた大人の社交場としての雰囲気を大切にしています。
一方キャバクラには、ママは存在しません。お店のルールは経営側が決めており、キャストはそのルールに従って自由に接客を行います。
そのため、キャバクラの雰囲気は店舗によって大きく異なりますが、概してラウンジよりも華やかで活気のある雰囲気が特徴です。明るい照明や賑やかな音楽、派手な内装など、非日常感を演出する要素が多いのも特徴と言えます。
ラウンジとキャバクラの接客スタイルの違い
ラウンジの接客は柔軟なスタイルが特徴です。
ラウンジでの接客人数に決まりはなく、ラウンジ嬢1人で複数のお客様を担当したり、逆に複数のラウンジ嬢で1人のお客様を接客したりすることもあります。また、カウンター席での接客やテーブル席での対面接客も多いです。
ラウンジではチームプレーを重視し、「自分のお客様」という意識より「お店のお客様」「ママのお客様」という意識で接客を行います。そのため、状況に応じて柔軟に担当を変えたり、他のラウンジ嬢と協力して接客することも一般的です。
一方キャバクラは、お客様とキャバ嬢の1対1の接客が基本です。お客様の隣に座り、個別に会話を楽しむ形式が主流で、個人プレーの要素が強くなります。
テーブル席での接客が中心で、自分の担当するお客様をしっかりとケアすることが求められます。キャストはそれぞれ自分の指名客を得るために、お客様との関係性を大切にしながら接客を行います。
ラウンジとキャバクラの勤務服・ヘアメイクの違い
ラウンジでは、基本的に私服での勤務が可能です。
ただし、高級レストランでのディナーに着ていくような上品な服装や、女性らしさを演出するワンピースなどが求められます。ヘアメイクも自然な美しさを重視し、多くの場合は自分でセットします。
一方キャバクラは、華やかで露出度の高いキャバドレスの着用が基本です。私服での勤務は珍しく、お店指定の衣装やドレスを着用することが一般的です。
ヘアメイクに関しても、キャバクラはより派手で目を引くスタイルが好まれます。多くの店舗では、契約美容室の利用や専属ヘアメイクによるセットアップのシステムがあります。
中にはお店に常駐のヘアメイクスタッフがいる場合もあり、出勤時にセットしてもらうことができます。
キャバクラでヘアメイクとして働きたい人は以下の記事を参考にしてください。

ラウンジとキャバクラの指名制度の違い
ラウンジとキャバクラでは、指名システムに大きな違いがあります。
ラウンジでは主に2つの形態があり以下に分かれます。
- 担当制(係制)を採用するラウンジ
- 指名制度のないラウンジ
担当制のラウンジでは、お客様に一度担当が決まると原則的に変更できない「永久指名」のような仕組みとなっています。
これにより、ラウンジ嬢は他のラウンジ嬢と協力してお客様をもてなすチームプレー型の接客が可能となり、指名争いによるラウンジ嬢間の軋轢が生まれにくい環境となっています。
一方、キャバクラでは以下の2種類の指名システムが一般的です。
- 場内指名
- 本指名
場内指名は来店後に気に入った女性を指名できる制度で、本指名は来店時に受付で特定のキャバ嬢を指名する制度です。
キャバクラでは指名数が直接収入に影響するため、キャバ嬢は勤務時間外でもLINEやメールでお客様とコミュニケーションを取り、本指名獲得に努める必要があります。

ラウンジとキャバクラのノルマ・罰金の違い
ラウンジは自由な働き方を重視する傾向にあり、多くの店舗で自由出勤制を採用しています。
ラウンジ嬢は自身の都合に合わせて出勤日や時間を選択でき、欠勤の概念がないため罰金制度も存在しません。
また、営業ノルマもないため、勤務時間外での営業活動や同伴、アフターを強制されることはありません。ただし、極端に売上が低い場合は出勤調整される可能性があります。
一方、キャバクラは事前にシフトを提出する勤務体制が一般的で、欠勤時には罰金(ペナルティ)が課せられます。
また、出勤・売上・指名・同伴など複数のノルマが設定されており、これらを達成するために営業電話やメール、LINE、同伴などの営業活動が必須となっています。
このように、ラウンジはキャストの自由度が高く、プレッシャーの少ない環境で働けるのが特徴です。一方、キャバクラは様々なノルマと罰金制度があり、より営業的な働き方が求められます。


ラウンジとキャバクラの料金体系の違い
ラウンジとキャバクラは、根本的に異なる料金システムを採用しています。
ラウンジは「チャージ制×フリータイム」という特徴的な料金体系で、お客様は席代としてのチャージ料金を支払えば、開店から閉店まで時間を気にすることなく楽しむことができます。このシステムではハウスボトルの提供はありません。
対照的に、キャバクラは「時間制」を採用しており、60分などの一定時間ごとにセット料金が設定されています。
設定された時間を超えて滞在する場合は、延長料金が必要となります。セット料金にはハウスボトルのドリンクが含まれるのが一般的です。
この料金体系の違いにより、ラウンジではゆっくりと落ち着いた時間を過ごすことができる一方、キャバクラではより時間を意識した接客となります。

ラウンジとキャバクラの給料システムの違い
ラウンジは基本給を重視した給与体系を採用しており、時給4,000円~5,000円からスタートするのが一般的です。
ノルマや営業活動の負担は少ないものの、バックやインセンティブが無いラウンジが多く、収入は時給または日給が中心となります。会員制の高級ラウンジでは、客単価の高さを反映してさらに高時給となることもあります。
一方、キャバクラは時給3,500円~4,000円とラウンジよりもスタート時給は低めですが、指名制度やドリンクバックなど、様々な歩合給やインセンティブによって収入を増やすことができます。
この違いは、ラウンジがチームプレー重視の安定した収入を、キャバクラが営業努力による収入アップを重視する運営方針を反映しています。
ラウンジとキャバクラはどっちが稼げるの?

ラウンジは、ノルマやペナルティがなく、自由出勤制の店舗が多いため、無理のないペースで働けます。接客も営業色が薄く、お酒を作るなどのサービス業務も少ないため、精神的な負担が比較的軽いのが特徴です。
ただし、指名バックが少ないか無い店舗も多く、お店に貢献しても思うような収入を得られない可能性があります。
一方キャバクラは、指名やバックなど、努力が収入に直結しやすい仕組みがあります。人気キャストになれば時給アップも期待でき、頑張り次第で高収入を目指せます。
ただし、ノルマやペナルティも存在するため、体調不良や予定が立て込んで出勤できない月は、収入が安定しないリスクがあります。
どちらを選ぶかは、収入面だけでなく、自分の生活スタイルや希望する働き方とも照らし合わせて検討することをおすすめします。安定性を重視するならラウンジ、高収入を目指すならキャバクラが向いているかもしれません。
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ラウンジの黒服(ボーイ)の仕事内容は?


ラウンジでもキャバクラでも、黒服(ボーイ)の仕事内容は、お店の開店・閉店準備、ドリンク・食事の提供や灰皿交換などのホール業務、女性キャストのフォローやサポート、キャッシャー業務といった裏方作業になります。
お客様のご案内などお客様と触れ合う機会も多く、ラウンジにおいても重要な役割を担っていると言えるでしょう。
特に接客面においては、ラウンジという高級感のある店舗だからこそ求められる要素があります。
例えば、シャンパンやワインといった高級酒の知識はもちろん、VIPルームを利用される富裕層のお客様への丁寧な対応、落ち着いた雰囲気作りなど、よりハイクラスな接客スキルが必要になってきます。
これはキャバクラと大きく異なる点で、ラウンジ嬢は従業員としてではなくゲストとして扱われるためです。
ラウンジの黒服(ボーイ)として働きたい人によくある質問【Q&A】

ラウンジの黒服として働くことに興味がある方向けに、よくある質問とその回答をまとめました。給料、メリット、労働環境など、気になる情報をQ&A形式で解説していきます。
ラウンジの黒服(ボーイ)はどれくらいの給料がもらえる?
一般的なラウンジでは、正社員の場合、月給30万円~35万円が相場です。アルバイトの場合は時給1,300円~1,500円程度となっています。
会員制の高級ラウンジでは、客単価が高いため給与も上昇し、正社員であれば月給40万円~50万円、アルバイトでも時給1,800円~3,000円を期待できます。
なお、ラウンジとキャバクラでは、黒服(ボーイ)としての給与水準に大きな差はありません。
キャバクラの黒服の給料については以下をご覧ください。

ラウンジの黒服(ボーイ)として働くメリットは?
接客業界での経験を積みながら、マネジメントスキルも身につけることができ、将来の独立開業も視野に入れやすい職種です。
また、お客様の多くがビジネスマンやハイステータスな方々であるため、社会人としての振る舞いやマナー、コミュニケーション能力を実践的に学べる環境があります。

ラウンジの黒服(ボーイ)の労働環境はどんな感じ?
具体的な待遇例として、以下などが挙げられます。
- 制服貸与
- 社会保険完備
- 賞与支給
- 各種手当
- 歩合給制度
- まかない制度
- 寮完備
- 社員旅行
- 週休2日制
さらに、将来のキャリアプランを考えている方向けに独立支援制度を設けているラウンジもあります。
ただし、これらの待遇内容は働くラウンジによって異なるため、求人に応募する時に具体的な条件を確認することをお勧めします◎
ラウンジの黒服(ボーイ)は女でもできるの?
その場合は「女性の黒服」と呼ばれるのが一般的です。一部のお店では「ガール」や「白服(しろふく)」という呼び方もありますが、業界では「女性の黒服」という呼称が主流となっています。
業務内容や待遇は男性の黒服(ボーイ)と基本的に同じで、お客様の案内やドリンクの提供、店内の管理など、幅広い業務を担当します。
女性ならではのきめ細やかな気配りや、ラウンジ嬢との円滑なコミュニケーションが活かせる職場環境です。

ラウンジの黒服(ボーイ)はきついってホント?
常に立ちながら、お客様の要望に気を配り、ラウンジ嬢のサポートもこなすため、特に慣れないうちは疲労を感じやすい仕事です。
ただし、経験を積んで業務に慣れてくると、効率的な動き方や優先順位のつけ方が身につき、当初感じていたきつさは軽減されていきます。また、チームワークを重視する職場のため、黒服(ボーイ)間での助け合いもあります。

ラウンジの黒服(ボーイ)はラウンジ嬢と付き合ってもいいの?
ただし、他のお店で働くラウンジ嬢との交際は特に問題ありません。つまり、自分が所属しているお店以外のラウンジ嬢と付き合うことは自由です。
この「同じ店舗ではNG、別の店舗ならOK」というルールは、夜職業界では基本的なマナーとして広く認識されています。
風紀について詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。

ラウンジの黒服(ボーイ)の求人はどこで探せばいい?

「メンズ体入」は男性向けの夜の仕事の求人を豊富に取り扱っており、詳細な条件検索が可能なため、ナイトワーク未経験者でも安心して応募できます。
ただし、ラウンジは黒服(ボーイ)の人数が少ない、または黒服(ボーイ)が不在のラウンジも多いため、求人数は限られています。その点、キャバクラは黒服(ボーイ)求人が豊富で、研修制度も充実しています。
「メンズ体入」では、キャバクラの求人も多数掲載されているため、まずはキャバクラで経験を積んでからラウンジへステップアップするというキャリアプランも立てやすいでしょう。
まとめ:キャバクラの違いを理解したらラウンジで働こう!
ラウンジとは、チャージ制×フリータイムで営業し、担当制や永久指名制を採用する落ち着いた雰囲気の夜のお店です。一方、キャバクラは時間制で営業し、指名制度があり、より賑やかな雰囲気が特徴です。
ラウンジ嬢として働く場合、ノルマや罰金がなく、時給4,000円~5,000円からスタートできる安定した環境が魅力です。また、チームワークを重視した接客スタイルなので、人間関係も良好です。
黒服として働く場合も、ラウンジは安定した収入と働きやすい環境が特徴です。時給は1,300円~1,500円(アルバイト)、月給30万円~35万円(正社員)が相場で、会員制高級ラウンジならさらに高収入も期待できます。
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