「ナイトワークで働いてみたいけど、黒服とボーイの違いが分からないので教えてほしい。」という声をよく耳にします。
キャバクラやラウンジなどの仕事に興味があっても、黒服とボーイの違いがよく分からないまま働いて後悔するのは避けたいですよね。
楽しく働きながら稼ぐためにも、ここは求人に応募する前に違いを理解しておきたいことでしょう。
そこで今回は、黒服とボーイの違いや共通点は何か、主に仕事内容・収入・将来性の点に注目して比較していきます。ナイトワークで働いてみたい方には、特に役立つ内容です。
店舗によって黒服・ボーイの区別が異なる
まずは、店舗によって黒服・ボーイの区別が異なることを理解しておきましょう。黒服とボーイをきっちり分けている店舗もあれば、黒服とボーイを同一職種と見なしている店舗もあります。
黒服とボーイをきっちり分けている店舗では、仕事内容・収入や待遇・将来性などが異なります。
黒服でもボーイでも、求人に応募する際は内容をよく読み、自分が納得する働き方であることを確認しましょう。
黒服とボーイの違いは？
店舗が黒服とボーイをきっちり分けている場合について、仕事内容・収入や待遇・将来性などの違いを詳しく解説します。
仕事内容の違い
黒服とボーイでは、仕事内容が違います。
黒服の仕事は店舗運営全般にかかわり、ボーイはホール業務を中心に任されることが一般的です。
また、黒服はボーイよりもやりがいがある一方で、成果や責任を問われることが多いのが特徴です。ボーイは仕事の範囲が黒服より狭いものの、黒服より気楽で楽しいと感じる人もいます。
| 主な業務内容 | 特徴 | |
|---|---|---|
| 黒服 | 店舗運営全般に関わる | やりがいがあり、成果や責任が重く問われることが多い |
| ボーイ | ホール業務を中心に任される | 仕事の範囲は狭いが、黒服に比べて気楽で楽しいと感じることがある |
収入や待遇の違い
黒服とボーイでは、収入や待遇に違いがあるのが基本です。
黒服は正社員求人が多く、ボーイは学生や会社員の副業を想定したアルバイト求人が多く見られます。
職種にもよりますが、黒服のほうがボーイよりも時給や給与が高めで、福利厚生も充実しています。ガッツリ稼ぎたい人には、黒服のほうが魅力的といえるでしょう。
| 主な業務内容 | 特徴 | |
|---|---|---|
| 黒服 | 主に正社員求人 | 時給や給与が高く、福利厚生も充実している |
| ボーイ | 学生や会社員の副業を想定したアルバイト求人が多い | 比較的に時給は低めだが、柔軟な勤務が可能 |
将来性の違い
黒服とボーイの違いとして、将来性も挙げられます。
黒服は任される仕事内容が幅広く、幹部候補として店長などに昇進する道が開かれているのが一般的です。一方、ボーイはホール業務が中心となり、昇進の道が黒服より限定されます。
仕事を始めたばかりは大した差がなくても、長く働き続けるほどに、黒服とボーイの違いを実感することになるでしょう。
| 主な業務内容 | 特徴 | |
|---|---|---|
| 黒服 | 仕事内容が幅広く、多岐にわたる | 店長などの幹部候補として昇進の道が開かれている |
| ボーイ | 主にホール業務が中心 | 昇進の道が黒服に比べて限定される |
黒服とボーイの共通点は？
黒服とボーイの違いを理解したところで、黒服とボーイの共通点についても見ていきます。
店舗の裏方的な役割
黒服もボーイも、キャストのサポートやお客様の対応などが仕事のメインであり、裏方的な役割であることに違いはありません。
どちらも自分が主役ではなく、店舗を盛り上げる脇役として働くことになります。自分の働きによって店舗が盛り上がり、お客様がお金を使ってくれることで売り上げにつながるのです。
「風紀禁止」などの守るべきルールも共通
「風紀禁止」「遅刻・無断欠勤禁止」などの守るべきルールも、黒服とボーイで共通になっています。職種ごとに異なるルールでは、店舗内の統一ができないからです。
ただし、黒服とボーイをきっちり分けている店舗では、違反した場合のペナルティの重さが異なることがあります。
採用時に学歴や年齢を重視されない
採用時に学歴や年齢を重視されないのも、黒服とボーイの共通点です。
黒服やボーイは夜職のため、応募時に18歳以上（ただし高校生は不可）であることが条件になりますが、それ以外は学歴・年齢不問のケースがほとんどになります。
本人のやる気やポテンシャルを評価されるため、学歴・年齢でコンプレックスを感じる必要はありません。
実力主義で評価してもらえる
黒服とボーイの共通点として、実力主義で評価してもらえる点も挙げられます。
年齢や学歴で給与や待遇が決まらず、仕事ぶりを見て評価されるため、同僚同士の不公平感が少ないのがメリットです。
仕事で頑張っただけ評価されたい、頑張りに見合う給与や待遇が欲しいといった場合には、黒服もボーイも魅力的な職種といえます。
黒服・ボーイに向いている人に共通した特徴
ここでは、黒服・ボーイに共通で向いている人の特徴を紹介しますので、自分に合う仕事か判断するときの参考にしてください。
自分に黒服・ボーイの適正があるかどうかを知りたい人は以下の記事も合わせてご覧ください。
接客が好きでコミュニケーション能力が高い
黒服やボーイはキャストやお客様と接する機会が多いことから、接客が好きでコミュニケーション能力が高い人が向いています。
また、コミュニケーション能力が高い人は、人望を集めやすく仕事がうまく回ることから、黒服やボーイに持ってこいです。
実際に、接客経験がある人は、採用時に優遇してもらえるはずです。
正しい敬語を使えてマナーに詳しい
正しい敬語を使えてマナーに詳しい人は、スマートな印象を与えるため、黒服でもボーイでも重宝されるでしょう。
キャバクラやラウンジには、さまざまな立場のお客様が来店し、中には有名人や大企業の重役などの立場の人も大勢います。
また、正しい敬語が使えてマナーに詳しい人は、お客様に気に入られて「太客」になってもらいやすく、店舗の売り上げに貢献できる点でも向いているといえます。
常に前向きな考えで行動できる
黒服やボーイには、常に前向きな考えで行動できる人が向いています。また、自分の失敗についても、きちんと反省して再発防止に努力できる人も同様です。
普段は温厚なお客様でも、お酒が入って暴言をはいたり、理不尽な言いがかりをしたりすることもあります。こうしたトラブルがあっても、仕事だからと気持ちを切り替え、前向きに努力できる人は、重宝されます。
女性の扱いがスマート
女性の扱いがスマートな人は、黒服・ボーイどちらにも向いています。主役であるキャストから好かれやすく、円滑にコミュニケーションでき、仕事がスムーズに進むからです。
また、店舗の雰囲気がよくなると、お客様にとっても居心地がよくなるため、長時間滞在してもらいやすくなり、売り上げアップ効果も期待できます。
ボーイとして働くのがおすすめな人は？
黒服よりボーイとして働くのがおすすめな人にはどんな特徴があるか、具体的にご紹介します。
ナイトワークで働くのが初めて
ナイトワークで働くのが初めての場合は、ホール業務が中心となるボーイがおすすめです。
未経験でも採用されやすく、学生や会社員の副業バイトを想定した求人も多く見られることから、働きやすいといえます。
いったんボーイのアルバイトで働いてみて、慣れてきたら黒服に転職するのもよいでしょう。
学生などで将来は別の職業で働きたい
学生などで、将来は別の職業で働きたいといった場合は、ボーイのほうが気楽なことがあります。
仕事内容が黒服よりも狭い分、覚えるべき内容も少なく、学業の負担になりにくい点もメリットです。
黒服もさまざまな仕事を任せられる点で魅力的ですが、その分責任が大きくなります。学生のときだけと決めているのなら、ボーイで気楽に働くのもよいでしょう。
ホール業務を中心に働きたい
接客や配膳などのホール業務を中心に働きたい場合は、ボーイで働くことがおすすめです。店内の華やかな雰囲気や臨場感を直接味わいながら、楽しく働けます。
特に、レストランなどの飲食店での接客経験がある人には、スキルを存分に活かせることから、ボーイのほうが働きやすいと感じやすいでしょう。
黒服として働くのがおすすめな人は？
ボーイより黒服として働くのがおすすめな人の特徴もご紹介しますので、どちらがより自分に合っているか判断してみてください。
正社員で本腰を入れて働きたい
正社員で本腰を入れて働きたい場合は、ボーイより黒服のほうが向いています。
ボーイより黒服のほうが給与水準が高く、本人のやる気や実力を評価されてアルバイトから正社員登用の道が開かれていることが多いからです。
また、黒服のほうが任される業務内容が幅広く、いろいろな経験ができるこも、ナイトワークで働き続けたい人にとって、大きなメリットです。
さまざまな職種を経験したい
黒服は、ホール以外にも、キャッシャーやエスコート・ソムリエなど、さまざまな職種があることから、仕事の幅が広がります。
たとえば、最初はホールを主に担当していても、適性や希望によって、キャッシャーやエスコート・ソムリエなどに移ることも可能です。
ナイトワークでさまざまな職種を経験してみたい、より自分に合う職種を見つけたいといった場合は、黒服で働くとよいでしょう。
将来的には店長などを目指したい
将来的に店長などを目指したい場合は、黒服として働くことが大前提です。
黒服は、店舗側も将来の幹部候補として採用することが多く、ゆくゆくは、店舗運営や経営にかかわる仕事も任せてもらえるようになります。
複数の店舗を展開している場合は、店長より上のエリアマネージャーになることも夢ではありません。将来、昇進して店舗を取りまとめる仕事をしたいのなら、黒服がよいでしょう。
まとめ
黒服とボーイは、黒服が店舗運営を広く任されるのに比べ、ボーイは主にホール業務が中心になるなどの点で違いがあります。また、給与や待遇、将来性なども違いがあるので、よく比較してみてください。
ただし、店舗によっては黒服とボーイの呼び方を明確に分けていないため、応募の際に確認するようにしましょう。また、働き始める前に体入（体験入店）してみるのが一番です。
なお、黒服とボーイのどちらが合うかも、人によって異なります。自分により合った働き方で楽しく稼ぐためにも、「メンズ体入」で自分の希望条件にマッチした求人を幅広く探してみるのがおすすめです。
