「車の運転が好きだけど、具体的にどんな仕事があるのだろう？」
「未経験者でも、普通免許あればできる仕事を教えてほしい！」
ならば、ドライバーの仕事がおすすめです。ドライバーは、普通免許があればできる仕事もあるので、初心者でも車の運転が好きなら、挑戦してみる価値があります。
とはいえ、本当に車の運転が好きなだけでドライバーの仕事につながるのかなど、何かと不安に感じることもあるでしょう。
そこで今回は、車の運転が好きな人が稼ぐのにおすすめのドライバーの仕事について、詳しくご紹介します。
ドライバーの仕事を積極的に採用している業界は？
はじめに、ドライバーの仕事を積極的に採用している業界を詳しく見ていきましょう。
タクシー・バス業界
タクシー・バス業界は、ドライバーを積極的に採用している業界の一つです。常に人手不足なため、未経験者でもやる気がある人を採用しているケースが多くなります。
特に、接客経験がある人やコミュニケーション能力が高い人は、優遇されることでしょう。
ただし、第二種免許が必要になるため、普通免許だけでは仕事ができません。入社時の研修などで第二種免許を取得した後、第一線で仕事をすることになります。なお、バスのドライバーは、大型二種免許が必要です。
トラック業界
トラック業界も慢性的な人手不足であり、やる気のある人材をドライバーとして積極的に採用しています。
トラックを運転する仕事をしてみたい人は、チャレンジしてみるとよいでしょう。長時間労働になりやすいため、体力に自信がある人が特に向いています。
なお、乗車するトラックの大きさによって、中型免許や大型免許が必要になるため、普通免許だけでは仕事ができないことが多くなります。
運送業界
ドライバーの仕事でも、長時間の運転を希望する場合は、運送業界の長距離ドライバーの仕事を検討してみるとよいでしょう。
運送業界の長距離ドライバーを希望する場合は、大型トラックを運転する必要があることから、大型免許の取得を求められるのが一般的です。
また、トラック業界と同様に、ほかの業界よりも長時間労働になりやすいので、しっかりした自己管理が求められます。
介護業界
介護業界では、利用者の送迎が必要不可欠なことから、ドライバーの求人が多く見られます。一般的には普通免許だけでも仕事ができ、未経験者でも積極的に採用しているのが特徴です。
ただし、送迎の際に利用者の乗降介助などが求められるため、単純なドライバーの仕事とはいえないことがあります。
また、1日数時間程度のアルバイトでの募集が多いことから、本業として働きたい場合は、ほかの業界も併せて探してみることがおすすめです。
ナイトワーク業界
キャバクラやラウンジといったナイトワーク業界は、キャストの送迎が必要になるため、送迎ドライバーがよく見られます。未経験者でも積極的に採用しているので、ひとまずドライバーとして働いてみたい人にもおすすめです。
なお、ナイトワーク業界の送迎ドライバーは、自家用車の持ち込みが条件の求人がほとんどです。また、1日数時間程度かつ深夜帯のアルバイト求人が多いため、会社員の副業として考えてみるのもよいでしょう。
送迎ドライバーの仕事に関して詳しく知りたい人はこちらをチェック！
ドライバーの仕事を探すときのチェックポイント
ここでは、ドライバーの仕事を探すときのチェックポイントを詳しく紹介するので、求人選びの参考にしてください。
普通免許だけでも働けるか？
まずは、普通免許だけでもドライバーとして働けるかチェックしましょう。ドライバーでも、トラックなどの中型車種や大型車種に乗る必要がある場合や、バス・タクシーなどの客送が必要な場合は、それぞれに必要な免許の取得が別途必要です。
普通免許があれば働けるドライバーを希望する場合は、介護業界やナイトワーク業界を中心に検討してみることがおすすめです。
未経験でも積極的に採用しているか？
ドライバーの求人は、未経験でも積極的に採用しているかどうかも応募時に必ず確認すべきです。
たとえ人手不足であっても、経験者でないと難しい、特定の免許を取得していないと仕事ができないといったことがあります。
また、未経験であっても、業界のルールなどに詳しいことが望ましいなど、企業によって応募者に求める内容が異なるため、注意しましょう。
働きやすい立地か？
働きやすい立地や勤務時間であることも、ドライバーの求人をチェックするときに見逃してはいけないポイントといえます。
どんなに魅力的な求人でも、自宅から通うのに時間がかかり過ぎると何かと支障が出るものです。
たとえば、車を持ち込む場合であっても、遠方の立地では、通勤するだけで時間がかかってタイムロスになってしまいます。また、勤務時間についても、フルタイムか2～3時間程度の勤務になるかなども、きちんと確認しておきましょう。
給料や待遇が納得できるか？
給料や待遇は、ドライバーとして働くモチベーションになるため、自分が納得できるレベルであることが重要なポイントになります。給料の額面だけで判断せず、手取りでいくらぐらい残るか計算して考えてみましょう。
特に、アルバイト求人では、時給が高くても働く時間が少ないと、1か月の給料が少なくなります。また、ガソリン代やメンテンナンス費が自己負担の場合も、手元に残る金額が少なくなるパターンです。
勤務時間や時間帯は？
ドライバーの仕事は、業界や職種、企業によって勤務時間や時間帯がまちまちです。見方を変えれば、自分が働きたい勤務時間や時間帯に合わせて求人を選ぶことができるといえます。
フルタイムでガッツリ働きたい、副業として数時間だけ夜間にだけ働きたいなど、自分が働きやすい勤務時間と時間帯を考えて探してみるとよいでしょう。
自家用車を持ち込む必要はあるか？
ドライバーの仕事は、業界や職種によっては、自家用車の持ち込みが条件になっていることがあるので、確認しておきましょう。たとえば、キャバクラやラウンジなどのナイトワーク業界の送迎ドライバーなどです。
自家用車の持ち込みが条件の求人は、乗り慣れた車で仕事ができるのが最大のメリットです。
一方、仕事とプライベートの区別が付きにくくなる、メンテナンス費用が自己負担のことが多いなどの点がデメリットになります。
車無しで送迎ドライバーになることもできるのかに関しては、以下の記事を参考にしてください。
ドライバーの求人の探し方
ここでは、ドライバーの求人の主な探し方について詳しく解説します。
ハローワークで探す
ドライバーの求人は、ハローワーク（公共職業安定所）で探すことができます。ハローワークは公共機関なので安全性が高く、何かトラブルがあっても公的な対応が期待できるのがメリットです。
一方で、給料や福利厚生などの条件があまりよくない求人も多くあります。条件がよい求人はすぐに応募者が殺到して締め切られてしまうため、こまめにチェックしてすぐに応募することが大切です。
求人誌で探す
ドライバーの仕事は、求人誌で探すのも一つの方法です。求人誌には、給料や勤務地・勤務時間などの条件がコンパクトにまとめられて掲載されており、複数の企業の求人を比較して選びやすいのがメリットです。
ただし、求人誌に掲載されるまで一定のタイムラグがあることから、応募時にはすでに締め切られていることがあるので注意が必要です。
求人サイトを利用する
求人サイトを利用すると、たくさんの求人から希望する条件でドライバーの仕事を探し、比較しながら検討できて便利です。最近は、求人サイトだけで募集するケースも増えてきているため、必ずチェックしておきましょう。
求人サイトの中には、会員登録を行うと、応募書類の書き方や面接のコツなどをアドバイスしてもらえることがあるので、積極的に活用することをおすすめします。
車の運転の仕事をする際の注意点
ここでは、車の運転を仕事にする場合の注意点をご紹介します。ドライバーとして働いてみたい方は、よく読んでみてください。
十分な睡眠と規則正しい生活を心がける
車の運転を仕事にする場合、常に事故のリスクと背中合わせです。安全に運転し、仕事をきちんとこなすためにも、日頃から十分な睡眠と規則正しい生活を心がけましょう。
また、暴飲暴食を避け、疲れを感じたら無理をしないことも、重要なポイントになります。心身が健康なことが、ドライバーの仕事を楽しく続けるコツです。
アルコールの摂取量とタイミングに気を付ける
車の運転を仕事にするのなら、普段からアルコールの摂取量とタイミングに気を付けることが必要不可欠といえます。
アルコールが抜けないまま仕事をすると、事故の原因になるだけではありません。
車を運転中に抜き打ち検査などでアルコールが検出されれば、自分だけでなく会社にも迷惑がかかります。日常的にお酒を飲む習慣がある、お酒を飲んでストレスを解消しているといった人は、特に注意してください。
視力の維持や目の健康を心がける
ドライバーの仕事は目を酷使することから、視力の維持や目の健康を心がけましょう。
良好な視力と健康な目があってこそ、安全に運転ができて効率よく仕事ができるからです。良質な睡眠を十分に取る、ビタミン類を意識して摂取する、スマホの無駄な使用を控えるなどが効果的です。
また、定期的に眼科で視力チェックを受ける、自分に合った眼鏡やコンタクトを使用することなども重要です。目に少しでも違和感がある、見えにくいといったことがあったら、すぐに眼科に相談しましょう。
必要な免許の取得や運転技術の向上を目指す
普通免許があるだけでも、業界や職種によってはドライバーとして働くことが可能ですが、第二種免許や中型・大型免許などの取得を目指すほうが断然有利です。
第二種免許や中型・大型免許があれば、幅広い業種や職種でドライバーとして働けます。さらに、運転技術の向上を目指すことで、多くの事故を回避でき、安全運転につながります。
地理的な知識を意識して深める
ドライバーの仕事は、どれだけ道をよく知っているかも重要なポイントです。そのため、普段から地理的な知識を意識して深めるようにすると、仕事が円滑に回ります。
回り道や近道に詳しくなると、短時間で効率よく仕事をこなせるようになるため、評価がアップします。また、運転する楽しさが倍増する点もメリットです。
まとめ
今回は、車の運転が好きな人にドライバーの仕事がおすすめな理由を詳しくご紹介しました。ドライバーは、車の運転が好きな人にぴったりの仕事です。
一口にドライバーといっても、タクシー・バス業界、トラック業界、運送業界、介護業界、ナイトワーク業界など、さまざまな業界で求人があります。
普通免許があればできる仕事もありますが、職種によっては第二種免許や中型・大型免許が必要なケースもあるため、確認が必要です。
なお、ドライバーの仕事は、求人サイトを利用して探すと何かと便利でおすすめです。中には、応募書類の書き方や面接のコツを教えてもらうこともできるところもあるので、どんどん活用してみるとよいでしょう。
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